思考は現実化する

自分の潜在意識を書き換えるために、自分が学んだ事を整理しまとめています。

〈もしも宝くじが当たったら〉子どもとお金について真剣に話してみた

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宝くじ、当ったらどうする?

時々、子どもと一緒に宝くじを買うことがある。

もちろん、当ればいいな、という気持ちもあるのだが、子ども一緒に「当ったらどうする?」という話をするのが楽しかったりする。

宝くじを買うときは、お互い折半でお金を出し合って買う。

子どもの毎月のお小遣いは300円。なので、だいたいtotoBIGを150円ずつ出し合って買う。

 

totoBIGといえば、2017年2月に「不正疑惑」の話題が持ち上がっていたことを後から知ったので、次からはどの宝くじを買うのか悩む所だが、300円で6億円という夢物語だからこそ「当ったらどうする?」という話が盛り上がるということもある。(ちなみに今はtotoBIG 10億円らしい)

 

「子どもに毎月のお小遣いの半分も出させるのはどうか」と思われる方もいるかもしれないが、毎日、おやつも用意しているわが家では、子どもはほとんどお小遣いを使うことがない。

唯一の使い道は「貯めて自分の好きなゲームを買うこと」だったりするので、ここはしっかり半額徴収する。

当った時も、もちろん折半だ。

 

とはいえ、150円の重みは感じるようで、以前はずれた際はことのほかに落ち込んでいた。

さて、今回はどうだろうか?

 

宝くじの当選金に税金はかからないけれど・・・

そんな訳で、今回も子どもと「当ったらどうする?」という話をしてみた。

こうやって非現実的なお金が手に入ったらという仮定で話をすると、普段、あきらめたり我慢していることが素直に出てきたりする。

なので、子どもが、今、どんなものが欲しいのかな、どんなことに関心があるのかな、を知ることができる貴重なチャンスでもある。

しかし、今回の子どもの答えは、少し予想外のものだった。

 

子ども「当ったら半分をママにあげるんだ」

私「!!!」

 

なんと、別居中の母親に半分をあげるという。

今回の場合、6億円が当る想定での話なので、私と子どもが折半した子どもの取り分3億円の半分、1億5,000万円をあげるということ。

なんて、やさしい子でしょう!(ニンテンドースイッチかな?プレステ4PROかな?などと考えていた私がはずかしい)

 

でも、そのやさしい考えに水を差すように、私は現実を突きつける。

 

私「そうか、やさしいね。でも、もし1億5,000万円をあげようとすると、贈与税が7,789万5千円かかるから、実際にあげられるのは7,210万5千円になっちゃうよ。」

子ども「え!なんで、そんなに少なくなるの!?」

 

宝くじと税金

日本の宝くじは、購入の段階で実に40%もの税金が掛かっている。

そのため、その換金率の低さも相まって宝くじのことを「半分お金が蒸発する債券」「愚者の税金」という方もいるそうだ。

とはいえ、日本の宝くじでは、当選金に所得税や住民税などの税金が掛かることはない。

 

ただ、当選した際に「高額当選証明書」をもらっておかないと、後から税務署に預金残高が急増していることを理由に税金の支払いを督促されることもあるという。

今後、マイナンバーが銀行口座に紐付けされれば、預金の増減はガラス張りになってしまうので、高額当選の際には忘れずに「高額当選証明書」をもらっておくのが良さそうだ。

 

まあ、そんなことは当ってから心配すればいいのかもしれない。それよりも、高額当選した際に陥りがちなのが「贈与税」だ。

現在の日本の法律では、1年間に110万円を超える財産の贈与を受けると20%〜55%の贈与税がかかってしまう。

 

〈贈与税の速算表〉※国税庁HPより

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No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)|贈与税|国税庁

 

これを回避するには、当選金を受け取る際に、共同購入だったとして複数人で受け取る必要がある。

(友人同士で宝くじを購入した場合も、当選金は必ず全員で受け取らないと大変なことなってしまうのでご注意を。)

 

私「という訳で、もし1億5,000万円をあげようとすると、基礎控除の110万円を引いた課税価格1億4,890万円に55%の税率を掛け控除額400万円を差し引いた7,789万5千円の贈与税を国へ納めなければいけないんだよ」

子ども「そんなに税金がかかるんだ」

私「毎年110万円までなら贈与税はかからないよ。でも、お金を持っていることがわかると、いろんな人が近づいてくるから気をつけないと・・・」

子ども「そうだね。じゃあ、やっぱりママに1億5,000万円あげるのはやめるね」

 

「ママも一緒に受取りに」といわないのは、子どもなりに状況を達観しているから。その辺りは本当に申し訳なく思う。

 

高額当選金は銀行に預けておけば・・・

ここまで話して、もう一度改めて子どもに当ったらどうするかをたずねてみる。

いつも、何かと「あれが欲しい」「これが欲しい」という息子だ。今度こそいろいろ欲しいというに違いない!ところが・・・

 

私「どうする?ゲームとか買いまくっちゃう?」

子ども「そうだね。とりあえずニンテンドースイッチを買って後は貯金する

私「!!!」

 

なんて、堅実な子でしょう!(どのゲームが欲しいのかな?などと考えていた私がはずかしい)

 

そんな賢い子どもに、私は銀行預金のリスクを教えることにする。

(1)ペイオフについて

私「そっか。でも銀行に3億円預けて、もしその銀行が破綻しちゃったらどうなると思う?

子ども「どうなるの?」

私「もし銀行が潰れてもお金が全部無くなってしまうことはないんだ。ペイオフ*1という預金保護の制度で1,000万円までは保護されるから1,000万円は返ってくるんだよ」

子ども「え!1,000万円しか返ってこないの?」

私「そうだよ。だから大きなお金はいろんな銀行に1,000万ずつ分けて預金しておくのが良いかもしれないよ」

 

(2)預金利息と税金について

子ども「でも、銀行に預けておくと利息が増えるんだよね!」

私「そうだね。その昔、パパのお父さんの頃は銀行に預けておけば10年で倍になったという時代もあったんだよ。でも、今は銀行の預金金利がとても低くて0.001%しかないから、あんまり期待できないかもしれないよ。

仮に3億円を普通預金で預けたとして、預金金利が0.001%とだと、利息は1年で30万円。さらに利子所得には一律15.315%の国税と5%の地方税がかかるから、1年間で約23.9万円くらいしか増えないんだ。」

 

(3)低金利について

子ども「どうして今はそんなに金利が低いの?」

私「それは多分、日本の国債の金利が下がったからだよ。

日本の銀行はこれまでは国債を売買してその利鞘で多くの利益を得ていたんだ。だから多くの資金を集めるために銀行預金の金利を高くして、少しでも多くのお金を集めようとしていたんだ。

ところが今は、マイナス金利が導入されて国債の利回りもマイナスに。国債を買ってもお金が増えるどころか減ってしまうようになってしまったんだ。だから銀行もたくさん預金してもらって国債を買っても赤字になっちゃうから預金金利を上げられないんだよ。

むしろ、これからは『銀行にお金を預けておくと手数料が取られる』なんてことになっちゃうかもしれないよ」

 

NISAをはじめとした投資が活況なのや、銀行や郵便局までもが投資商品を懸命に売るのは、こういう背景があったりする。

 

子どもと資産運用について考えてみた

子ども「昔は良かったね。何も考えずに預けておくだけでお金が増えて」

 

確かに高度経済成長で給与も右肩上がりの時代は、とにかく預金さえしておけば良かったのかもしれない。

しかし、今はもう、お金を預けておくだけで安心できる時代ではない。

 

私「じゃあ、どうすればお金を殖せると思う?」

子ども「金利の高い銀行に預けるとか?外国の」

私「!!!」

 

なんて、賢い!

 

私「そうだね。日本以外には銀行金利の高い国もあるからそういう国で銀行口座を作って預けておくのもいいよね。

他にも、お金を増やすには投資するという方法もあるんだよ」

子ども「投資?」

私「そう、投資。投資は減ってしまうというリスクもあるけれど、銀行金利よりも大きく殖すことができる可能性もあるんだ」

 

例えば、3億円が当ったとして、当面の資金として3千万円を1千万円ずつ3つの銀行に預けて、残りの2億7千万円を投資して年利5%で運用できたとすると、年1,350万円の収益が得られる。

仮にこの収益分を毎年引き出して生活するとして、年収1,350万円。総合課税で33%の税金が掛かったとしても10,581,000円。月収約88万円になる。

しかも、これなら元本の2億7千万円が減らないから、サブプライムのような大きな経済危機でも訪れなければ、安定的に収益が得られる。

こうなれば、まず、お金の心配をせずに暮らすことができるだろう。

 

もし、これが年利7%なら、年1,890万円の収益。

仮に先程と同じような予算で生活しながら複利で運用していけば、10年で元本の2億7千万円を3億4,400万円に殖すことができる。

年利5%とか年利7%なんて、と思うかもしれないが、海外ではこういった投資案件は決して珍しいものではないという。

 

私たちは、まず、こういう世界があることを知る必要があると思う。


まとめ

お金を殖すにはマネーリテラシーを高める必要がある。

海外、特にアメリカでは、子どもに経済や金融・お金の教育をするのは当たり前のことだという。

私たちも、もっと子どもにお金の教育をすることが大切な気がする。

 

そのためには、親である私自身がもっとお金のことを学んでいかなければと思う。

それなら、一人で学ぶよりも、子どもと楽しみながらお金のことを学ぶことができたら。そんなことを考えながら、最後に、子どもにたずねてみた。

 

私「もし今、10億円貰える代わりにニンテンドースイッチが一生できないのと、ニンテンドースイッチが貰えるなら、どっちを選ぶ?」

子ども「ニンテンドースイッチ!

私「!!!」

 

まだまだ、ニンテンドースイッチの魅力には勝てませんでした。

こんな子どものためにも、早く品薄状態が解消して欲しいものです。

 

 

*1:ペイオフ 金融機関が経営破たんした場合、預金保険機構によって預金者への払い戻しを保証する制度。支払い保証には預金者1人当たり元金1000万円までとその利息のみという上限がある。