【監視社会】会社でエロサイトを見ていた先輩の話

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こんにちは。

もし、普段、ウェブブラウザで検索している内容や、どんなサイトを閲覧しているのかが監視されていたら、あなたはどうしますか?

あなたが普段、利用している一般的なウェブブラウザは、検索したキーワードの情報や、閲覧したウェブサイトの情報、ログイン情報など、つねに様々な情報を収集し記録しています。

それらの情報は、私たちのウェブ検索のユーザー体験(UX=User Experience)を向上させる目的で活用されているのですが、一方で“検索エンジンにカスタマイズしされた情報を見せられている”ともいえます。

いつの間にか、ウェブ上の行動がつねに監視されている社会で私たちは暮らしているのです。

今回は、そんなディストピアのような監視社会の話ではなく、以前、働いていた会社の、会社でエロサイトを見ていることがバレてしまった先輩のお話をご紹介します。

ディストピアとは

ディストピアまたはデストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。 一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。

ディストピアは、「失業率0%」「誰もが適職についている」「生まれてから死ぬまで社会が面倒を見てくれる」など、表面上はあたかも完全無欠の理想社会であるかのように見えますが、実際はその理想の実現のためにどこかにとんでもないしわ寄せが来ていたり、そもそも理想自体が嘘っぱちだったりします。

登場人物

俺くん:広告代理店に出向していた当時の私。

M先輩:私より1回り年上の、とても気さくで面倒見がよい先輩。

Oさん:おしとやかで生真面目な総務課の女性社員。

事の発端

それは今から10年以上前のこと。当時、私は、制作スタッフとして広告代理店で働いていました。

広告業界といえば2015年に電通で起きた過労自殺などで労働環境が問題視されたこともありますが、今にはじまったことではありません。(当時も「〇〇の△△さんが、朝冷たくなっていた」というような話を聞くこともありました。)

私もその頃は帰社時間が22時を超えることは珍しくなく、プレゼンが重なる時などは徹夜で会社に泊まることもありました。それは私の隣の席のN先輩も同様で、よく二人で夜食を買いにいくこともありました。

そんなある日、私は総務課のMさんからN先輩についてある相談を受けるのです。

Mさんの相談ごと

Oさんは、あまり冗談などもいわないタイプの総務課の女性。誰とでも気兼ねなく話をするM先輩とは、普段、普通に会話している間柄で、M先輩と仲が悪いなんてことはもちろんありません。

一方の私は、Oさんとは仕事上で絡むこともなく、普段挨拶を交わす程度。むしろM先輩よりは疎遠な仲といえます。そんなMさんから、M先輩に直接いいづらい話について相談を受けたのです。

といっても色事の相談とかそんなことでは全然なく・・・。

Oさん:「俺くん。少しいいかな。実はN先輩のことなんだけど」

私:「改まって、どうしたんです?」

Oさん:「じつは、本社からこんな連絡があって・・・」

そういってメールの出力を見せるOさん。そこには、深夜、M先輩が会社のパソコンでこっそり見ていたエロサイトの閲覧リストと、本社からの注意喚起が記載されていました。

色事ではなくエロ事の話でした。_| ̄|○

Oさん:「そういう訳だから、俺くん、伝えておいてね。」

M先輩には過去にも「朝、会社に来たらズボンを脱いだM先輩が床に寝ていた」という逸話がありましたが、この日、また新たな伝説が誕生したのはいうまでもありません。

(ちなみに話の出所はM先輩自身です。「まいったね。本社から怒られちゃったよ」こんな感じで自ら広めていました。)

まとめ

あなたが普段使っているウェブブラウザの検索内容や閲覧履歴は、つねに収集・記録されています。そして、それらの情報は、たとえシークレットモード で利用していても、サイトの管理者や、会社や学校などのネットワークの管理者、インターネット サービス プロバイダ(ISP)には筒抜けだったりします。

そのため、学校や会社などのネットワークで変なサイトを閲覧していると、ある日、突然、呼び出されてしまう可能性もあります。

企業によっては「ちょっとくらい」と考えているととんでもない目にあってしまうかもしれませんし、変なサイトにアクセスしてウィルス感染でもしたら目も当てられません。「まいったね。」では済まない事態に発展してしまう可能性もあるのです。

くれぐれもご注意ください。

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