思考は現実化する

自分の潜在意識を書き換えるために、自分が学んだ事を整理しまとめています。

「振り返り」と「目標設定」

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 こんにちは。

 

あなたは普段、自身の行動や体験について振り返って確認していますか。

 

一年のはじめや、新たに何かをはじめる時に「計画」や「目標」を立てる人は多いと思います。でも、この「計画」や「目標」に対して取り組んだ内容や結果について、きちんと振り返ることはできていますでしょうか。

 

「終わった~」「達成できた!」

 

もしくは

 

「だめだった」「失敗した」

 

ということで終わってしまっていませんか。

 

上手くいった場合も、ダメだった時も、その取り組みや体験が自分にとってどんなことだったのか、自分がどのように成長できて、何が問題だったのかを「振り返り」明らかにするとしないのでは、その後のあなたの成長に大きな差が出てきます。

 

今回は、あなたが成長するための「振り返り」の重要性と、「振り返り」を次の「目標設定」につなげる方法について考えてみます。

 

 

「振り返り」ってどんなこと?

「振り返り」とは、過去の出来事を思い出すだけでなく、自身の体験した物事や取り組みの意味を理解することです。人材育成の分野では「リフレクション(reflection)」といいます。

 

リフレクション

日本語で「内省」の意。人材育成の分野における「リフレクション」(reflection)とは、個人が日々の業務や現場からいったん離れて自分の積んだ経験を「振り返る」ことを指します。過去に起こった出来事の真意を探り、その経験における自分のあり方を見つめ直すことで、今後同じような状況に直面したときによりよく対処するための「知」を見出そうとする方法論です。

(出典:人事労務用語辞典/『日本の人事部』)

 

「振り返り」の際に注意したいのは「失敗したこと」にフォーカスし、原因の追求ばかりしてしまわないようにすること。

 

自身の行動を思い返して「反省」することは、確かに大切なことです。ですが、上手くいかなかった自分を責めてしまっては、萎縮してしまうばかりで次への行動に結びつきません。

 

「振り返り」を行うことの意義は、自身の行動や体験について客観的に確認し、今度どうすれば自らの目標や計画を達成できるのかを考えることで、新たなる行動へと結びつけることなのです。

 

この時、大切なのは「自分自身を客観的に見ること」。

 

自らの主観や感情に流されることなく、自らの実力を正確に把握し、そこから具体的な目標や計画、目標が達成できた時の自分をイメージまで落とし込むことが、あなたが成長するための「振り返り」の秘訣です。

 

 

「振り返り」による「問題解決学習」効果

でも「振り返り」を行うことが、どうしてあなたの成長につながるのでしょうか。その秘密は「振り返り」による「問題解決学習」効果にあります。

 

問題解決学習(Project Based Learning)」とは、1900年代初頭アメリカの教育学者ジョン・デューイが初めて教育現場で実践に取り入れたとされる学習法で、現在文部科学省が進める「アクティブラーニング」の教育方法として非常に注目を集めています。

 

具体的には、学習者が自ら関心を持った問題に対して、仮設を立て、それを検証するという一連の活動を繰り返すことで、自ら問題を発見し解決する能力を獲得することを目的とした学習法です。

 

従来の学習法のような「正解・解答のある課題に取り組み知識・技能を得ること」が重要ではなく、「正解のない議論(課題)を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけること」「答えにたどり着くまでの過程(プロセス)」が大切であるという学習者の「経験」を重視した学習法なのです。

 

「問題解決学習」の経験とは、何かを「体験」するということではなく、何かをした「行為」とその「結果」の関係を見出すことにあります。

 

「体験することが経験」ではなく、「体験を振り返り、行動と結果の関連性を見出す」ことができてはじめて「経験」となり「学び」につながるのです。

 

ところで、この「体験を振り返り、行動と結果の関連性を見出す」とは、まさに「振り返り」そのものですよね。

 

つまり「振り返り」を行うことは、自然と「問題解決学習」による学びを行なっているということ。

 

きちんとした「振り返り」を行うことは、あなたの成長につながるのです。

 

 

「振り返り」と「目標設定」

どんなに忙しくても「振り返り」をすることは、あなたの成長にとってとても大切なことです。

 

でも、具体的にはどんなふうに「振り返り」を行えばいいのだろう?

 

そんなあなたに、「振り返り」に役立つ1つの方法、体験を振り返って、次の行動へとつなげるフレームワーク「YWT」をご紹介します。

 

YWTとは日本能率協会コンサルティングが提唱した手法で、

 

Y:やったこと

W:わかったこと

T:つぎにやること

 

の3つの項目で「振り返り」を行い、次のアクションを決めるフレームワークです。具体的には次のように進めます。

 

(1)Y:やったこと

まず、はじめに、これまでに「Y:やったこと」という自分の体験を振り返ります。

 

例えば、昨年1年の振り返りであれば、自分が行った様々な事柄を、

 

「あんなことをやった」

「こんなことをやった」

 

と書き出していきます。仕事の振り返りであれば、自身が担当した業務を細分化して列挙していくのも良いでしょう。

 

ポイントは、事実を客観的に書くこと。

 

自らの主観や感情といったフィルタを外すことで、事実をより正確に、具体的に把握することができます。

 

 

(2)W:わかったこと

次に、Yで書き出した体験から「W:わかったこと」を振り返り、書き出していきます。

 

ポイントは「この体験からどんなことを学んだのだろう?」ということを思い出しながら考えていくこと。

 

「Y:やったこと(体験)」から「W:わかったこと(結果との関連性・課題)」を見出すことが学びへとつながります。

 

この時、「W:わかったこと」につながらないYは思い切って切り捨ててしまいましょう。

 

このYとWのプロセスを繰り返すことで「どんなYがあなたの成長に結びつくのか」「何が成長の余地なのか」について、理解を深めていくことができるようになります。

 

 

(3)T:つぎにやること

最後は、Wで書き出した「課題」やあなたの「成長余地」を踏まえた上で、自分がどのようにしたいのかを「T:つぎにやること」として考えます。

 

ポイントは「なぜそれを行うのか」を理解し、その目標が達成した時の自分をしっかりとイメージした上で、イメージを実現するための具体的な行動を設定すること。

 

「がんばる」「検討する」というように抽象的な目標を立てても、行動へはつながりません。

 

「T:つぎにやること」を考える時は、イメージを実現するためのTODOを具体化することで、行動へとつなげることが重要です。

 

「振り返り」と「目標設定」をつなげることは、「成長のイメージ」と「成長のアクション」をつなげることなのです。



まとめ

今回は、成長するための「振り返り」の重要性と、「振り返り」を次の「目標設定」につなげる方法について考えてみました。

 

「振り返り」の際に、事実を書き出していくと、普段は気づかない様々なことに気づけることがあります。

 

例えば、普段、経験的にあたりまえのように使っている知識も、いざ文章にしようとすると難しかったりすることもあります。

 

そうした、普段は当たり前と思っていることや、あまり気かけていない、意識していない行動について、自分自身で実感し、認識し、確認することを繰り返すことは、たとえ1つ1つは些細なことであったとしてもあなたの成長に大きく効いてきます。

 

つねに自分を「バージョンアップ」していくために、あなたも「振り返り」生活をはじめてみませんか。

 

 

あとがき

以前は、2週間に1回は何かの記事を書こうと思っていたこのブログですが、気がつけば更新しないまま1月以上が過ぎていました。

 

今回のテーマ「振り返り」は、ブログをはじめた頃の初心を振り返ろうという気持ちで書いたものです。

 

他の記事でもそうですが、この記事の「あなた」は、記事を読んでいただいている「あなた」と同時に私自身に向けた「あなた」でもあったりします。

 

この記事が、「あなた」の「成長のイメージ」と「成長のアクション」につながるものになりますように。