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思考は現実化する

自分の潜在意識を書き換えるために、自分が学んだ事を整理しまとめています。

遊戯王カード問題と「新円切替」

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わが家の王子(息子・小学3年生)は、今でも、私と一緒にお風呂に入るのを楽しみにしてくれます。

たまに先に入ってしまったりすると「一緒に入りたかったな」といってくれます。

そんな二人がお風呂の中で良くするのは、息子が考えた既存のゲームのオリジナル追加設定の話です。

ボクの考えた最強の〇〇

以前は「テラリア」*1の「ボクの考えたオリジナルMOD」の話が多かったですが、昨日はスマホゲーム「にゃんこ大戦争」*2の新しいキャラクターについて熱く語っていました。

 

息子の考える設定やキャラクターは、大抵、とんでもなく強すぎる設定(正直、面白くない)で、一通りしゃべった後、

「どう、パパ。使ってみたいでしょ!?」

と目をキラキラさせて聞いてくるのです。

その都度「いいかな~」とか「強すぎない」とかあいまいな返事をしたり、「でも、それがあるとゲームつまんなくならない」とか返事をする私。

 

昨日、彼が考えたのは

”エイリアン属性の敵を食べて体力が回復する。しかも射程が800(とても長い)”

というキャラ。

いつものように、目をキラキラさせているわが子に、

 

「へえ、どんなエイリアンでも食べちゃうんだ。じゃあ、エイリアンのいっぱい出るステージにいいね」

「そうでしょう!すごいでしょう!」

「エイリアンのステージに出せば無敵じゃない?」

「でも、こいつの弱点は、動きが遅いんだよ」

「でも、射程が長いから、むしろ遅い方がいいんじゃないかな」

「あと、こいつは雑魚はたくさん食べれるけど、ボスは1匹しか食べられない」

「いいじゃん、強いボスが1撃で倒せれるなら」

「でも、実は体力が、いくつだと思う。実は1しかないんだよ」

「大丈夫、動きが遅くて前に出ないし、壁をしっかり作るから」

 

こんな感じで、昨日は、ひたすらそのキャラがすごいかほめまくってみました。すると

「やっぱり、このキャラはやめよう。チート過ぎてゲームバランスが壊れちゃう」

いつもは、自分が勝つことばかり考える息子の口から、はじめてゲームバランスという言葉が飛び出しました。(ちょっと感慨深い!)

 

そこで、今回のタイトルにある遊戯王のことを話してみました。

小学生でもわかる遊戯王が炎上した理由

「そういえば”〇〇ちゃん”(息子の名前)。

最近、遊戯王のゲームでルールが変わることになって、今まで強かったカードが弱くなって使えなくなっちゃったらしいよ」

「どういうこと?」

「今までのルールで強かったカードが、ルールが変わって、新しいカードで新しい召喚方法でないと使えなくなったんだって」

「どうして、そういうことするの?」

「たぶん、カードを作って売っている会社が、新しいカードを買ってもらうためにそうしたんだよ」

「ルールを変えないと、新しいカードが売れないの?」

「遊戯王は、これまで新しいカードを出すたびに、ちょっとずつ強さがインフレしてきたんだって。

みんな、もっと強いカードが欲しいから新しいカードを買う。

だからメーカーは、より新しい強いカードを発売する。

でも、そうするうちにカードがものすごく強くなりすぎてしまって、ゲームが大味になってきたんだって。」

「なるほど」

「しかも、今、強いデッキを組んでいる人たちは、もう新しいカードが無くても、今、あるカードで十分強かったりするから。

そうすると、新しいカード買わなくてもいいでしょう?」

「じゃあ、もっと強いカードを出せば?」

「そうすると、ゲームがもっと大味になって、一瞬で勝負が決まってしまうようになっちゃうんだって。」

「それじゃ、つまらないね」

「だから、メーカーはルールを変えて、今までのカードを弱くしちゃったんだよ」

「なんで、そんなことするの。

でも、そんなことしたら、みんな怒るんじゃない。

そんな風にいきなり弱くなるんなら、〇〇ちゃん*3だったら、もう、2度とカードは買わないな

 

 KONAMIさん、小学生でも理解できることを、なぜ_| ̄|○

 

 遊戯王カード問題と「新円切替」

遊戯王カードといえば 以前より「まるでお金を刷っているようだ」と揶揄されていました。

実際、人気のあるカードはカードショップなどで高値で売買されていたりもしました。

それが、今回の件で

「カードの価値(強さと価格)は一瞬にして暴落する危険がある

ということを、多くの人が知ってしまいました。

 

今回の件で、遊戯王カードは大きな信用を失ってしまったと思います。

以前、こちらでも書きましたが、「信用」と「お金」「価値」には密接な関係があると思います。

 

今回の遊戯王カードのルール改正は、お金ならデノミ*4を行ったようなものです。

 

自ら、信頼を落とすようなことをしてしまった遊戯王カードは、今後、どうなるのでしょう。

 

日本でも、過去に、お金の価値を一瞬で変えてしまう「新円切替」*5と「預金封鎖」*6

ということが行われました。

昭和21年2月16日、急激なインフレ対策として、政府はとんでもない緊急処置を発表しました。

◇5円以上の紙幣は、3月2日までしか使えません。 新しい札と交換して使いなさい。

交換できるのは1人100円までです。

◇その他の紙幣はすべて預金しなさい。

預金からの引き出しは、1世帯300円+1人100円を限度とします。

 そして、この後、銀行預金に対して預金額に応じて最大90%の「財産税」*7が掛けられたそうです。

 

「新円切替」では、多くの国民のお金がお国に召し上げられてしまいましたが、結果、国の借金は減りました。

 

(カードの強さの)インフレを抑えるために、デノミ(ルール改定)を行った今回。

人気カードを多く持っていたプレーヤーやカードショップの失った損失は、どこに行ってしまったのでしょう?

 

今回、子どもと話した遊戯王の件については、こちらの記事を参考にさせていただきました。


今回、注釈をたくさん入れたのは、田中康夫の「なんとなく、クリスタル」*8を意識したから、ではないです。

 

*1:『Terraria』(テラリア)は、Re-Logicが開発したPC用のサンドボックスゲーム。様々な敵との戦い、広大なフィールドの探索、アイテムの作成、そして建築などの要素があるのが特徴。Wikipediaより)

*2:『にゃんこ大戦争』(にゃんこだいせんそう)は、ポノスより2012年11月25日に配信されたiOS・Android用のソーシャルゲーム。プレイヤーが、自身の編成したキャラで敵キャラと戦闘を行い、勝利することを目的とする戦闘ゲームである。Wikipediaより)

*3:『〇〇ちゃん』息子はうちでは自分のことを名前ちゃんづけで呼ぶ。ちなみに友達の前ではオレになるσ(゚∀゚ )オレ

*4:デノミネーション(英: denomination)とは、通貨の単位を表す言葉である。日本語においては、それを切り下げる、もしくは切り上げることとして使われることもある。国内の全ての資産と負債に対して行われる。インフレーションなどにより、通貨金額の桁数表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために行われる。デノミと省略されることが多い。(Wikipediaより)

*5:新円切替(しんえんきりかえ)とは、1946年(昭和21年)2月16日夕刻に、幣原内閣が発表した戦後インフレーション対策として行われた金融緊急措置令を始めとする新紙幣(新円)の発行、それに伴う従来の紙幣流通の停止などに伴う通貨切替政策に対する総称である。(Wikipediaより)

*6:預金封鎖(よきんふうさ)とは、銀行預金などの金融資産の引き出しを制限すること。1946年、第二次世界大戦後のインフレーションの中、幣原内閣において新円切替が施行されると同時に実施された。この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、第一封鎖預金と第二封鎖預金に分けられ、引き出しが完全にできなくなるのではなく、預金者による引き出し通貨量の制限や給与の一部が強制的に預金させられるなど、利用条件が設けられた。封鎖預金からの新円での引き出し可能な月額は、世帯主で300円、世帯員は1人各100円であった。1946年の国家公務員大卒初任給が540円であり、それを元に現在の貨幣価値に換算すると、世帯主が約12万〜15万、世帯員が1人各4万弱まで引き出せる。学校の授業料は旧円での支払いが認められていたが、生活費には新円を使うこととなった。最終的に第二封鎖預金は切り捨てられる形となった。(Wikipediaより)

*7:財産税(ざいさんぜい)は、財産の所有という事実に担税力を認めて課せられる租税。所有する財産の全てを課税対象とする一般財産税と、特定の財産を課税対象とする個別財産税に分類される。(Wikipediaより

*8:『なんとなく、クリスタル』は、田中康夫が1980年に発表した小説である。東京に暮らす女子大生兼ファッションモデルの主人公・由利の生活を中心に、1980年当時の流行や風俗を独自の視点と文体で描いた。東京で生まれ育った比較的裕福な若者しか理解できないブランドやレストラン、学校や地名などの固有名詞がちりばめられており、それぞれに田中の視点を基にした丁寧な442個もの註・分析が入っており、註の多さとその分析が話題になった。(Wikipediaより)